「+259」からはじまる電話番号の着信に、出るべきか悩んでいませんか?心当たりのない電話番号、しかもプラスがついているとなると、なんだか怪しいと感じますよね。
結論から言うと、その電話は詐欺の可能性が極めて高く、応答してはいけません。ちなみにプラスがついている番号は国際電話です。
この記事では、その番号の正体から巧妙な手口、海外の知らない番号から着信があった場合に、冷静に対応できる実践的な対処法までを解説します。最後まで読めば、不審な電話に対する不安を大幅に減らし、自信を持って対処できるようになるでしょう。
✅この記事を読むとわかること
- 「国際電話+259」の正体と、それが詐欺である危険性
- 「通信サービス停止」やワン切りなど、具体的な詐欺の手口
- 知らない国際電話に対する基本的な対処法と、出てしまった時の対応策
- スマホの設定や専門アプリを使った、今後の迷惑電話を防ぐための具体的な予防策

⚠️本記事で使用した注釈のない画像は説明のためのイメージ画像です。実際のデザインとは異なる場合があります。
- 「国際電話 +259」は、現在使われていない国番号を悪用した詐欺です。
- 絶対に「出ない」「かけ直さない」を徹底し、万が一出ても「すぐ切る」のが鉄則です。
- 「通信サービス停止」などの自動音声は典型的な手口なので、慌てず無視してください。
- スマホの着信拒否設定や専門アプリの活用で、今後の着信を根本から防げます。
+259から始まる国際電話の正体とは?巧妙化する詐欺手口


なぜ国際電話を使った詐欺は急増しているのか?
最近、見知らぬ国際電話からの着信が増えたと感じませんか?その背景には、実は詐欺の手法が巧妙に変化しているという現実があります。以前は国内のIP電話番号が悪用されるケースが目立っていましたが、あるルール変更が彼らの活動の場を海外へと移させたのです。
詐欺グループが国際電話へ移行した背景
きっかけは、2024年4月から施行された法律の改正でした。これまで匿名での契約も可能だった「050」から始まるIP電話に対し、契約時の本人確認が義務付けられたのです。
これにより、身元を隠して活動したい詐欺グループにとって、国内のIP電話は使い勝手の悪いものになりました。そこで彼らが新たな活動拠点として目を付けたのが、規制が緩く、発信元の特定が困難な国際電話だったのです。
技術的に偽装が容易な国際電話番号
国際電話番号は、専門的な知識があれば実際の発信元とは全く異なる番号を表示させることが可能です。
これが、今回問題となっている「+259」のような、現在ではどの国にも割り当てられていない「未使用の国番号」が悪用される大きな理由です。存在しない番号をかたることで、追跡をさらに困難にしています。
拡大するターゲットと多様化する国番号
スマートフォンの普及により、誰もが国際的な詐欺のターゲットになり得る時代になりました。詐欺グループは「+259」だけでなく、以下のような様々な国番号を悪用して無差別に電話をかけています。
- 「+1」:アメリカ、カナダなど
- 「+44」:イギリス
- 「+61」:オーストラリア
このように、見慣れない国際電話には常に警戒心を持つことが、自分自身を守るための第一歩となります。
+259は未使用|国内の市外局番「259」との違い


着信履歴に「+259」という見慣れない番号が残っていると、「一体どこの国からだろう?」と不安に駆られますよね。しかし、この番号の正体を知れば、もう慌てる必要はありません。
「+259」は存在しない国番号
結論からお伝えすると、「+259」という国番号は、現在世界のどの国や地域にも割り当てられていません。
かつてはアフリカのザンジバルに割り当てられていましたが、タンザニア連合共和国に統合されたことで、この番号は使われなくなりました。つまり、「+259」からの着信が、知人や公的機関からの正規の連絡である可能性は限りなくゼロに近いと言えるでしょう。
国内の市外局番「259」との見分け方
ここで一つ注意したいのが、日本国内で使われている市外局番との混同です。
実は、千葉県や新潟県、三重県の一部地域では、市外局番として「259」が実際に使用されています。
- 千葉県の一部:043-259-xxxx
- 新潟県、三重県の一部:025-259-xxxx、059-259-xxxx
しかし、これらはあくまで国内の電話番号であり、国際電話である「+259」とは全くの別物です。見分けるポイントは、番号の先頭に「+」がついているかどうか。この記号は国際電話であることを示す世界共通の印です。
「+」があれば国際電話、なければ国内の電話。この一点を覚えておくだけで、無用な混乱を避けることができます。
「通信サービス停止」を語る自動音声の手口


「2時間後に、お客様の通信サービスを停止させていただきます」
もし、電話に出ていきなりこのような自動音声が流れてきたら、誰でも心臓がどきりとするはずです。しかし、これもあなたの不安を煽り、冷静な判断をさせないための手口です。
不安を煽り冷静な判断を失わせる流れ
この手口は、巧妙に設計されたシナリオに沿って進められます。
- 不安を煽る通告
まず、通信会社や総務省を名乗り、機械的な音声で一方的にサービス停止を告げてきます。 - オペレーターへの誘導
次に、「詳しい説明や解除手続きについては、1番を押してください」といった形で、番号を押すように指示します。 - 金銭や個人情報の要求
指示通りに番号を押すと、偽のオペレーターが登場します。そして、架空の未納料金の支払いを要求したり、氏名やクレジットカード番号といった個人情報を巧みに聞き出そうとしたりするのです。
公的機関が自動音声だけで重要連絡をすることはない
ここで、一つだけ覚えておいてください。本物の通信会社や総務省などの公的機関が、事前の通知なく、電話の自動音声だけでいきなりサービスを停止するような重大な連絡をすることは絶対にありえません。
もし、このような電話がかかってきても、それは詐欺です。何も操作せず、静かに通話を終了させましょう。
折り返しを狙うワン切り・無言電話の本当の目的


スマートフォンの画面に一瞬だけ表示される、不在着信の通知。着信音が鳴ったかと思えばすぐに切れ、履歴には見知らぬ国際番号が残っている。この「ワン切り電話」に、「何か緊急の用件だったらどうしよう」と、ついかけ直したくなる心理が働きます。
しかし、その好奇心こそが、詐欺グループが仕掛けた罠なのです。
あなたに電話を「かけさせる」のが目的
ワン切り電話や無言電話の真の目的は、あなた自身に電話を折り返させることにあります。なぜなら、それによって彼らには二つのメリットが生まれるからです。
折り返した先が、非常に高額な通話料が発生する特殊な番号(国際プレミアム料金番号など)に接続されている場合があります。
通話時間を不必要に引き延ばすための自動音声が延々と流れるなど、気づかぬうちに多額の料金を請求される危険性があります。
無言電話も同様に危険です。電話に出てしまったり、折り返してしまったりすると、「この電話番号は現在使われており、持ち主は電話に出る可能性がある」という情報が相手に伝わってしまいます。
その結果、あなたの番号は「有効なターゲット」として詐欺グループのリストに登録され、今後さらに多くの迷惑電話や詐欺電話がかかってくるようになる可能性があるのです。
気になっても、決して折り返さない。これが、あなたの情報を守るための最も賢明な判断です。
偽の警告画面から電話させるサポート詐欺の手口
インターネットの世界に潜む脅威は、電話だけで完結するとは限りません。パソコンやスマートフォンを使っている最中に、突然現れる偽の警告画面も、国際電話を悪用した詐欺への入り口となることがあります。
パニックを利用する巧妙な罠
ウェブサイトを閲覧していると、突然「ウイルスに感染しました」「システムが破損しています」といった警告メッセージが、けたたましい警告音と共に表示されることがあります。これは、あなたをパニックに陥らせ、冷静な判断力を奪うための「サポート詐欺」です。
偽の警告画面には、決まって次のような文言が記載されています。
「問題を解決するには、表示されているサポート窓口の電話番号に今すぐお電話ください」
この電話番号こそが罠です。よく見ると、「+」や「010」から始まる国際電話番号になっており、電話をかけると片言の日本語を話す偽のオペレーターに繋がります。
彼らは「パソコンを遠隔操作して修理します」などと言葉巧みに誘導し、サポート料金と称して数万円もの電子マネーを購入させようとします。
偽警告画面への正しい対処法
本物のセキュリティソフトやOSが、警告画面に電話番号を表示して、ユーザーに電話を促すことはありません。
もし偽の警告画面が表示されても、慌てる必要はありません。画面に表示されている指示には一切従わず、まずはブラウザを閉じるか、パソコン自体を再起動してください。ほとんどの場合、それだけで警告画面は消え去ります。
「総務省」や「大使館」を名乗る実際の口コミ
「+259からの着信、もしかして自分だけ?」と孤立感を覚えてしまうかもしれませんが、決してそんなことはありません。インターネット上には、同じ経験をした多くの人々の声が溢れています。
公的機関をかたる手口の数々
SNSやQ&Aサイトを検索すると、実際に「+259」からの電話を受けた人々の生々しい体験談を見つけることができます。
- 「留守番電話を聞いたら、『こちらは総務省です。通信を停止します』という自動音声だった」
- 「電話に出たら、突然中国語のメッセージが流れた。おそらく中国大使館を名乗る詐欺だろう」
このように、公的機関を名乗ることで「何か重要な連絡かもしれない」と相手に信じ込ませ、次のアクションへ誘導するのが彼らの常套手段です。
知識で身を守るユーザーたち
一方で、これらの詐欺電話に対し、正しい知識で冷静に対処しているユーザーの声も多く見られます。
- 「+259が未使用の国番号だと知っていたので、迷わず着信拒否した」
- 「そもそもプラスから始まる知らない電話は、すべて詐欺だと思って一切出ないことにしている」
これらの口コミは、+259からの電話が、あなた個人を狙ったものではなく、無差別に仕掛けられている組織的な詐欺であることを明確に示しています。そして、正しい知識を持つことが、何より強力な防御策になることを教えてくれるのです。



※これらは個人の報告に基づく内容です
国際 電話 +259への効果的な対処法&予防策


このセクションでは、不審な国際電話から身を守るための具体的な行動指針を解説します。基本的な心構えから、スマホで今すぐできる設定、万が一の時の相談先まで、あらゆる状況に対応できる鉄壁の防御策を身につけましょう。
絶対に守るべき鉄則:出ない・かけない・すぐ切る
突然鳴り響く着信音。画面に表示された「+259」の文字に、一瞬、思考が止まるかもしれません。「大事な連絡だったらどうしよう…」その迷いが、相手の思うつぼです。複雑に考えず、たった三つのシンプルな行動を徹底するだけで、あなたは詐欺の脅威から身を守ることができます。
知らない国際電話には「出ない」
まず、最も重要なのが「応答しない」ことです。心当たりのない国際電話に、あなたが出る義務は一切ありません。本当に重要な用件であれば、留守番電話やSMS、メールなど、必ず別の形で連絡が来るはずです。一度でも応答してしまうと、「この番号は使われている」と相手に教えてしまうことになり、さらなる迷惑電話を呼び込む原因にもなりかねません。
着信履歴に残っても「かけない」
不在着信の通知は、私たちの好奇心を巧みに刺激します。しかし、前述の通り、相手の目的はあなたに電話を「かけさせる」ことです。そのボタンを押した先に待っているのは、高額な通話料や新たな詐欺への誘導に他なりません。履歴は静かに削除し、決してかけ直さないでください。
万が一出ても「すぐ切る」勇気
もし、うっかり電話に出てしまっても、決してパニックになる必要はありません。「もしもし」と応答した瞬間に、機械的な音声が流れたり、片言の日本語が聞こえたりしたら、それは詐欺の合図です。相手に何も告げる必要はありません。「間違い電話でした」と一言伝える余裕すらない場合は、無言で通話終了ボタンを押しましょう。その数秒の勇気が、あなたを被害から守ります。
この「出ない・かけない・すぐ切る」という鉄則は、どんな巧妙な手口に対しても有効な、有効な対策方法となるのです。
うっかり電話に出てしまった時の冷静な対応法


どれだけ気をつけていても、ふとした瞬間に知らない番号の電話に出てしまうことはあります。そんな時、「しまった!」と焦る気持ちはよく分かります。しかし、大切なのはその後の行動です。電話に出てしまったからといって、すぐに被害に遭うわけではありません。冷静に、そして毅然と対応すれば、何も恐れることはないのです。
あなたの個人情報は絶対に渡さない
電話口の相手が、どれだけ巧みにあなたの情報を聞き出そうとしても、決して教えてはいけません。
- 氏名、住所、生年月日
- 銀行口座やクレジットカードの番号
たとえ「ご本人様確認のため」といった、もっともらしい理由をつけられても、「お答えできません」とはっきりと断りましょう。本物の公的機関や金融機関が、電話口でいきなり重要な個人情報を尋ねることはありません。
相手の指示には絶対に従わない
詐欺グループは、あなたに行動を促すことで罠にかけようとします。
「手続きのために1番を押してください」
「この番号にかけ直してください」
このような指示は、すべて無視してください。ボタン操作一つで、意図しないサービスに登録されたり、高額な料金が発生したりする危険性があります。相手の言葉に耳を貸さず、ただ静かに電話を切りましょう。
電話を切った後に番号を検索する
不安な気持ちを落ち着かせるためにも、電話を切った後、その番号をインターネットで検索してみることをお勧めします。
スマートフォンの着信履歴から番号をコピーし、検索窓に貼り付けるだけです。同じ番号からの着信に注意を呼びかける情報や、詐欺の口コミが多数見つかるはずです。他の人の経験を知ることで、「自分だけではなかった」と安心でき、詐欺の手口を改めて確認することができます。
スマホの標準機能で今すぐできる着信拒否設定
しつこくかかってくる迷惑電話を、ただ無視し続けるのは精神的にも疲れてしまいます。そんな時は、あなたのスマートフォンに標準で搭載されている機能を活用し、迷惑な着信を根本からシャットアウトしましょう。専門的なアプリを入れなくても、今すぐ、数分で設定は完了します。
iPhone:「不明な発信者を消音」で一括ブロック
iPhoneユーザーであれば、「不明な発信者を消音」機能が非常に有効です。これは、電話帳に登録されていない番号からの着信をすべてサイレントにし、通知も表示させない機能です。
- 「設定」アプリを開く
- 「電話」をタップ
- 「不明な発信者を消音」を選択し、オンにする
これにより、知らない番号からの電話で集中を乱されることがなくなります。着信履歴には残るため、後から必要な連絡がなかったかを確認することも可能です。
Android:個別の番号を簡単にブロック
Androidのスマートフォンでは、機種によって多少操作は異なりますが、着信履歴から特定の番号を簡単にブロックできます。
- 「電話」アプリを開き、着信履歴を表示
- ブロックしたい番号を長押し、またはタップして詳細を開く
- メニューから「ブロック」や「着信拒否」を選択
この設定をしておけば、同じ番号から二度と電話がかかってくることはありません。
留守番電話という最後の砦
もう一つの有効な手段が、留守番電話サービスを常にオンにしておくことです。知らない番号からの着信は直接受けず、すべて留守電に回すのです。本当に重要な用件なら必ずメッセージが残りますし、詐欺電話の場合は録音されるのを嫌って、ほとんどが無言のまま切れていきます。
迷惑電話対策アプリ・キャリアのサービスを比較
スマートフォンの標準機能だけでも十分な対策は可能ですが、「より確実に、そして自動で迷惑電話を防ぎたい」と考えるなら、専門のアプリや通信キャリアが提供する公式サービスの利用を検討する価値があります。これらは、巧妙化する新たな手口にも対応できる、強力な味方となってくれます。
迷惑電話データベースを持つ専門アプリ
「トビラフォンモバイル」などの迷惑電話対策アプリは、全国のユーザーから集められた膨大な迷惑電話番号のデータベースを持っています。
電話がかかってくると、その番号を瞬時にデータベースと照合します。そして、過去に詐欺や悪質な勧誘で報告されている番号であれば、着信画面に「迷惑電話の可能性があります」といった警告を表示したり、着信自体を自動で拒否したりしてくれます。これにより、あなたが応答する前に危険を察知できるのです。
大手通信キャリアが提供する安心の公式サービス
国内の大手通信キャリアも、それぞれ独自の迷惑電話対策サービスを提供しています。月額料金がかかる場合もありますが、キャリア公式という安心感と、高い精度が魅力です。
キャリア | サービス名(例) | 特徴 |
ドコモ | あんしんセキュリティ | 迷惑電話だけでなく、ウイルス対策なども含めた総合的なセキュリティサービス。 |
au | 迷惑電話撃退サービス | 登録した番号からの着信を自動でお断りガイダンスに接続する。 |
ソフトバンク | 迷惑電話ブロック | 警察から提供された情報などに基づき、危険な電話を自動で検知・ブロック。 |
ご自身のスマートフォンや契約しているキャリアに合わせて、最適なサービスを選ぶことで、迷惑電話に対する防御力を格段に高めることができます。
国際電話が不要なら「発信休止」という最終手段


「海外に知り合いはいないし、仕事で使うことも全くない」
もしあなたが、普段の生活で国際電話を一切利用しないのであれば、最もシンプルで確実な予防策があります。それは、国際電話の発信機能そのものを、お使いの通信キャリアで停止してしまうことです。
誤操作によるリスクを物理的に断ち切る
この対策の最大のメリットは、万が一、詐欺電話に騙されて折り返し電話のボタンを押してしまったとしても、発信自体が行われない点にあります。
高額な通話料を請求される「国際ワン切り詐欺」の被害は、その多くが誤ってリダイヤルしてしまったことによって発生します。発信機能を停止しておけば、その「うっかり」を物理的に防ぐことができるのです。
各キャリアでの手続き方法
国際電話の発信停止は、各キャリアの会員向けオンラインサービス(My docomoなど)や、電話、店舗窓口で手続きが可能です。
例えば、ドコモの場合は「WORLD CALL」という国際電話サービスの解約手続きを行うことで、発信ができなくなります。これは特別な料金がかかる手続きではなく、不要なサービスを止めるだけです。
もし今後、海外旅行などで国際電話が必要になった場合は、同じようにオンラインで簡単に利用を再開できます。海外との接点が全くない方にとっては、これ以上ないほど強力で、かつ安心できる最終手段と言えるでしょう。
困った時の相談先|警察(#9110)と消費者ホットライン(188)
どれだけ対策をしていても、巧妙な手口に不安を覚えたり、万が一金銭を要求されたりする事態に陥る可能性はゼロではありません。そんな時、決して一人で抱え込まないでください。あなたのすぐ近くに、親身になって話を聞き、適切なアドバイスをくれる公的な相談窓口が存在します。
犯罪の未然防止や不安な時は「警察相談専用電話」
「脅迫めいたことを言われて怖い」
「これは詐欺かもしれないけれど、どこに相談していいか分からない」
このように、犯罪に発展する可能性のあるトラブルや、生活の安全に関する不安は、警察相談専用電話である「#9110」に相談しましょう。
緊急の事件・事故を通報する「110番」とは異なり、専門の相談員が対応し、状況に応じて適切な部署への引き継ぎやアドバイスを行ってくれます。全国どこからでも、この番号にかければ管轄の警察本部につながります。
契約トラブルや金銭要求は「消費者ホットライン」
「架空の未納料金を請求された」
「怪しいサービスの契約を迫られている」
といった、商品やサービスの契約に関するトラブルは、消費者ホットライン「188(いやや!)」が専門です。
この番号に電話をかけると、最寄りの消費生活センターや自治体の相談窓口を案内してくれます。専門の相談員が、事業者とのトラブル解決に向けた具体的な助言や情報提供を行ってくれる、非常に頼りになる存在です。
これらの相談窓口は、無料で利用できます。少しでも「おかしいな」と感じたら、ためらわずに電話をかけてください。あなたのその一本の電話が、あなた自身を救うだけでなく、社会から同様の被害をなくすための大きな一歩となるのです。
まとめ:国際電話 +259の正体と完全防御マニュアル


- 国際電話詐欺は国内IP電話の規制強化を背景に急増した
- 「+259」は現在どの国にも割り当てられていない未使用の国番号である
- 国内市外局番の「259」とは先頭の「+」の有無で見分けることが可能だ
- 「通信サービス停止」を告げる自動音声は詐欺への誘導手口である
- ワン切り電話は高額な通話料が発生する番号へ折り返させるのが目的だ
- 無言電話は番号が使われているかを確認する「生存確認」の可能性がある
- PCやスマホの偽警告画面に表示される番号への電話はサポート詐欺だ
- SNSには総務省や大使館を名乗る同様の被害報告が多数存在する
- 対策の基本原則は「出ない・かけない・すぐ切る」ことである
- うっかり電話に出ても個人情報は絶対に伝えず、指示にも従わない
- 電話を切った後に番号をネット検索し、情報を確認することが推奨される
- iPhoneの「不明な発信者を消音」機能は有効な対策の一つだ
- Androidでは着信履歴から不審な番号を個別にブロックできる
- 専門アプリやキャリアの公式サービスで防御力をさらに強化できる
- 国際電話を使わないならキャリアで発信自体を停止する最終手段がある
- 犯罪に関する不安は警察相談専用電話「#9110」へ相談すべきだ
- 金銭や契約のトラブルは消費者ホットライン「188」が専門の相談窓口である
関連リンク
この記事で解説した内容について、さらに詳しい情報や公式な見解を確認したい場合は、以下の公的機関のサイトが役立ちます。
警察庁「特殊詐欺対策ページ」
特殊詐欺の最新手口や公式な対策について、警察庁が発表している詳細な情報を確認できます。記事内容の裏付けとして最も信頼性が高い情報源です。
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sosagu/
消費者庁「消費者ホットライン188」
架空料金請求などの消費者トラブルに関する相談窓口「188」の役割や仕組みを公式サイトで確認できます。万が一の際の具体的な相談先として役立ちます。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/
総務省「電気通信消費者情報コーナー」
迷惑電話やフィッシング詐欺など、電気通信サービスに関連するトラブルへの注意喚起や対策を総務省の公式な立場で解説しています。
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/telecom_skill/
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