最近、私たちの食卓に欠かせない「お米」の価格が、過去最高を更新しました。
この状況を受けて、政府は備蓄していたお米を放出。価格を落ち着かせるための対策でした。
しかし、その効果はいまのところ限定的。
農林水産省の江藤大臣も「集荷競争の目詰まりは解消していない」と述べ、
価格の高止まりが続いている現状を認めています。
目次
米が高すぎる理由、備蓄米放出でも価格は下がらないのはなぜ?
そもそも今回放出されたお米は、一般のスーパーなどに並ぶとは限りません。
実際には、JA全農を通じて流通していますが、
「備蓄米」と表示せずに販売するよう指示が出されており、
私たち消費者の目に触れにくい仕組みになっています。
理由としては、「備蓄米」と書いて売り出すと一気に売れてしまい、
在庫がなくなったあとにまた価格が急騰してしまうリスクがあるからとのこと。
さらに、多くの人が疑問に思っているのは、
「本当に米が足りないのか?」「誰が儲かってるのか?」という点。
備蓄米を出した意味は?
コメントでは、「米の在庫が少ないというわりに、どこにも売ってない」
「農家はそんなに潤ってないらしい。儲かってるのは中間業者では?」
といった声も多く寄せられています。
一部では、米の流通量が減っている背景に、
農水省の「輸出促進政策」があるのでは?という見方もあります。
輸出を増やすなら、国内の生産・在庫管理とのバランスが大切ですよね。
また、「価格高騰を抑えるなら輸入米を入れれば?」という意見もありますが、
海外産のお米を緊急で調達するのは難しく、長期的な契約や影響を伴います。
お米の値段は、生活に直結する問題。
安定して手に入ることが、私たちの暮らしにとって何より大切です。
政府や流通業界がどう対応していくのか、今後の動きに注目したいところです。
✍️まとめポイント
- 備蓄米を放出しても米価は下がらず、むしろ過去最高を更新
- 流通経路が見えにくく、消費者に届きづらい構造
- 「誰が得しているのか?」「本当に米が足りないのか?」といった疑問の声
- 米価安定には、情報公開と消費者視点の政策が求められる
コメント